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長い文など

8/24 西柏営ダイヤ改正

去る8月24日(月)、東武バスイースト西柏営業事務所では、柏の葉キャンパス駅西口を発着する以下の3系統のダイヤ改正が実施されました。

 

[西柏03] 柏の葉キャンパス駅西口~国立がん研究センター流山おおたかの森駅東口

[西柏04] 柏の葉キャンパス駅西口~国立がん研究センター江戸川台駅東口

[西柏05] 柏の葉キャンパス駅西口~柏の葉公園中央~高田車庫

 

今回のダイヤ改正では時刻変更にとどまらず、上記系統の運行形態にもいくつか小変化がありました。

 

 

①[西柏03]に国立がん研究センター止まりの区間便が新設

[西柏03]は柏の葉キャンパス駅西口から国立がん研究センター、東大西、十余二と柏の葉公園を周回した後、駒木、十太夫と住宅街を経由して流山おおたかの森駅東口を結ぶ系統です。

今改正では、朝夕を中心に柏の葉キャンパス駅西口~国立がん研究センターを往復する区間便が新たに設定されました。途中停留所はわずか3つという短距離系統です。

なお、上記区間便が設定された時間帯では、その引き替えか、[西柏03]のおおたか駅東口行や[西柏04]が若干減便されています。

 

改正当日の夕方にキャンパス駅西口に赴き、行先表示を中心に記録しましたのでご紹介します。

 

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キャンパス駅西口の案内ディスプレイ

家路を急ぐ人が溢れる午後6時半、キャンパス駅西口1番乗り場案内ディスプレイの行先欄に「国立がん研究センター」の文字が表示されています。あまりにも運行区間が短く適当な経由地がないせいか、経由地欄が「__」表示になっています。

 

出発数分前、がんセンター方面からやってきた[西柏03]キャンパス駅西口行は、すぐに折り返し便である「[西柏03] 国立がん研究センター」に表示を切り替えました。

 

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キャンパス駅西口で客扱いする[西柏03] 行先表示は折り返しに向けて切替済

車両:社2763(PJ-LV234L1)

 

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[西柏03]がんセンター行の電光幕 経由地欄は空欄

前面の行先表示はいたって普通のデザインですが、上部の経由地欄が空欄になっているのが目立ちます。

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[西柏03]がんセンター行の側面表示 経由地がない

側面表示器では、間2つの経由地欄は「←」表示でした。

時間帯が時間帯ということもあり、この便に乗車される方はいませんでした。朝の便や逆方向の便であれば、がんセンターへの通勤客等ある程度の需要があるものと思われます。

 

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[西柏03]4パターンそれぞれの行先表示

上からおおたか駅東口行、十余二止まり(1本/日)、東大西止まり、がんセンター行

なお、[西柏03]には従来から十余二と東大西までの区間便が存在していました。そのため、今回のがんセンター行新設により、同じ[西柏03]の中に4つの運行パターンが存在する状態となりました。

1つの系統にこれほど多くの運行パターンが設定されているのは、東武バスイーストでは他に類を見ないことです。

もともと[西柏03]が柏の葉公園を循環する系統だったことも関係しているのか、現在のところ公園内で完結する系統は全て[西柏03]を名乗っています。

 

 

国立がん研究センターに乗り場が増設

国立がん研究センター東病院の敷地内に所在する国立がん研究センター停留所に、新たに乗り場が増設されました。

国立がん研究センターは、今回ダイヤ改正が行われた[西柏03][西柏04]の上下両方向が経由するほか、[西柏01]柏駅西口~県民プラザ~国立がん研究センター、[柏44]柏駅西口~税関研修所~国立がん研究センターの始発地でもあり、更には柏駅羽田空港線線の経由地でもあることから、発着する便数や系統数が非常に多くなっています。

また、国立がん研究センター東病院へ通院する人、見舞いに来る人、センターや周辺施設へ通勤する人等により旺盛な需要が存在し、特に朝夕は激しく混雑しています。

従来、国立がん研究センターでは全方面の便を1つの乗り場で捌いていましたが、上記のような背景もあってか、この度乗り場が増設され方面別に発着場所が分離されることとなりました。

改正直前と改正後の国立がん研究センターに赴き状況を記録しましたので、ご紹介します。

 

改正直前の様子

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国立がん研究センターの乗り場(改正前)

改正直前の国立がん研究センターの乗り場の様子です。路線バス用と高速バス用の2本のポールがそれぞれ確認できます。間に挟まれたブルーシートが被されたポールは改正後に使用するものと思われます。

この1つの乗り場で、キャンパス駅西口方面/東大西・おおたか駅東口・江戸川台駅東口方面/柏駅西口方面/羽田空港方面/柏駅方面の便をすべて捌いていました。

 

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国立がん研究センターの時刻表(改正前)

国立がん研究センターの改正前時刻表です。ここに記されているものに加え、10分に1本柏駅西口からの到着便がやって来るほか、上下合わせて11本の高速バスが発着します。

 

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国立がん研究センター掲示された、乗り場増設のお知らせ

ポールには乗り場新設のお知らせが掲示されていました。

掲示が示す通り、新たに「1番乗り場」が設置され、キャンパス駅西口方面/東大西・おおたか駅東口・江戸川台駅東口方面の便を受け持ちます。従来の乗り場は「2番乗り場」とされ、柏駅方面の便が発着します。

 

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新設される乗り場(改正前)

新設される1番乗り場は、この時点で既に屋根の設置、地面の舗装、ポールの設置が完了し、後は使用開始を待つばかりの状態でした。

 

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国立がん研究センターに停車する[西柏04]柏の葉キャンパス駅西口行(改正前)

車両:社2743(PJ-LV234L1)

停車中の[西柏04]のキャンパス駅西口行です。改正後のキャンパス駅西口行は新設された1番乗り場から発着するため、この乗り場に停車する光景は過去のものとなりました。

 

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国立がん研究センターに停車する[西柏04]江戸川台駅東口行(改正前)

車両:社2743(PJ-LV234L1)

折り返しの[西柏04]江戸川台駅東口行です。こちらも発着場所が変更されたたため過去帳入りした光景です。

 

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国立がん研究センターに停車する[西柏03]流山おおたかの森駅東口行(改正前)

車両:社2721(PJ-LV234L1)

[西柏03]おおたか駅東口行です。同じく過去帳入りした光景です。

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国立がん研究センターに停車する[西柏03]柏の葉キャンパス駅西口行(改正前)

車両:社2721(PJ-LV234L1)

[西柏03]キャンパス駅西口行です。

この画像のように、柏駅西口行とキャンパス駅西口発着系統で発着のタイミングが被ることが多々あり、その際はいずれか片方の便がポールからやや離れた位置に停車していたようでした。乗り場増設後はこうした対応も見られなくなったものと思われます。

 

改正後の様子

改正当日に現地を再訪し、状況を記録しました。

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国立がん研究センター2番乗り場

従来から設置されている2番乗り場の様子です。新しいポールがお目見えするとともに、古いポールが撤去されています。

 

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国立がん研究センター2番乗り場のポール

真新しいポールには「②」の文字が記されています。

 

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新設された国立がん研究センター1番乗り場

一方こちらは新設された1番乗り場です。ポールに被されていたブルーシートが外されるとともに、改正前には見られなかった角柱状の案内表示が設置されています。

撮影時は平日夕方ということもあり、国立がん研究センター東病院や周辺施設に勤めていると思しき人々による列が形成されていました。

 

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国立がん研究センター1番乗り場に停車する[西柏04]柏の葉キャンパス駅西口行

車両:社2709(KL-LV280L1改)

新設された1番乗り場に停車中の[西柏04]キャンパス駅西口行です。乗客が非常に多く、この便では積み残しが発生していました。

乗り場の新設により停留所の混雑が緩和されるとともに、発着のタイミングが被ってもスムーズな乗降がなされているように見えました。

 

以上、2020年8月24日改正における東武バスイースト西柏営業事務所管内の小変化でした。

 

 

 

(1日1本のみの[西柏03]十余二止まり)

 

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(1日1本のみの[柏08]松葉七丁目止まり(松葉五丁目先廻り))

 

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